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【連載】「安全な職場づくり」労働災害防止 Q&A

休業4日以上の労働災害は、第三次産業では就労者が増えていることもあり多く発生しています。飲食店における休業4日以上の労働災害も近年は増加傾向にあり、平成26年の死傷者は4477人にも上っています。飲食店の事故を型別に見ると、「転倒」によるものが27%、「切れ、こすれ」が25%、「高温・低温物との接触」が15%となっています(平成19~23年の平均)。この3つの特徴的な災害の防止策の例を紹介します。

  • (1)「転倒」の防止策
    「転倒」による災害は、約5割が「滑り」が原因で、約3割が「つまずき」によるものです。床が濡れていたり、通路に物が置いてあると転倒の原因になります。濡れている床はきれいにふき取る、通路や出入口には物を置かない、厨房の床には決められた物以外は置かない、ゴミは片付ける、といった4S(整理、整頓、清掃、清潔)を徹底することで転倒を防止することができます。
    また、足元や前方が見えにくくなるような大きな荷物は持たずに台車で運搬する、床面の状態に適した靴を履くことなども転倒防止の効果が期待できます。転倒による災害では休業が半年を超えたり、障害が残るケースもあるので、軽視することなく対策を行ってください。
  • (2)「切れ、こすれ」の防止策
    「切れ、こすれ」の原因としては、包丁などの刃物、割れた食器、スライサーのような食品加工機械が挙げられます。刃物を使用する際はよそ見をしないこと、特に冷凍食品はすべりやすいので注意が必要です。また、割れた食器がシンク内やゴミ袋に混入していることがあるので、食器洗浄時にはゴム手袋、ゴミ袋の運搬には軍手などの着用をお勧めします。食品加工機械のつまり除去、清掃の際は刃を完全に停止しコンセントを抜いてから行います。また刃部分の安全ガードを外したまま作業を行ってはいけません。
  • (3)「高温・低温物との接触」の防止策
    「高温・低温物との接触」による災害のほとんどは、高温の油、熱湯による火傷です。揚げ物をする際やフライヤーの油交換にはエプロン、耐熱手袋などを着用すると共に、油が飛散しないよう丁寧に作業を行ってください。また、コーヒー抽出後のフィルター内のコーヒー豆は高温であり、熱湯が噴出する場合もあるので十分に注意してください。
    4Sは安全のみならず、すべての活動の基本となります。常に整理整頓を心掛けてください。また、フライヤーの油交換、スライサーの清掃など災害のリスクの高い作業は、安全に作業が行えるよう「作業手順書」を作成し、これを遵守します。

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